北野中央自治会 自治会研修旅行で貴重な学習体験

7月15日(火)標記行事は21名(男性7名、女性14名)が参加して、行われました。
10時に第二公園を出発、午前中は(株)鈴木商会家電リサイクル工場。サンプラザで昼食、午後からは札幌市衛生研究所を見学し、多くのことを学びました。

 1.(株)鈴木商会の家電リサイクル工場
    (西区発寒15条13丁目 発寒リサイクル団地)

家電リサイクル法により、指定されている対象家電4品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)については、メーカーがこれら家電製品から有用な部品や材料をリサイクルし、再商品化する責任を負っています。
当工場は、家電メーカーAグループ(パナソニック、東芝など)からの委託を受け、リサイクルの再商品化(解体分別し資源物とする)を行う施設です。
なお、Bグループ(日立、三菱、ソニーなど)については、苫小牧にある北海道エコリサイクルシステムズ(株)が行っています。

また、産業廃棄物(事業所などから出るパソコン、プリンターなどのOA機器、ATM,ゲーム機など)についても併せて行っています。
再商品化のためには機械化は難しく、すべて手作業で素材ごとにきちんと、解体・選別されていました。

また、フロンなどの温暖化ガスや、重金属などの有害物質については、専門業者に委託処理をするなど環境汚染対策を行うことも重要な事業目的であるとのことでした。

2. 札幌市衛生研究所 (白石区菊水9条1丁目5-22)

当研究所は、市民が安心して暮らせるように、①健康や生活に関する試験検査、これに関連した②調査研究、③情報発信および④研修指導という4つを柱とした業務を行っています。
今回、これらのうち、主に①についての説明を受けました。

はじめに、研究所の組織の説明あり、続いて、市内で誕生した赤ちゃんを対象とした血液による新生児マススクリーニング(ホルモンと代謝異常の早期発見)についての説明がありました。(今年度から民間に業務委託)

保健科学課では、保健所や保健センターから依頼されたインフルエンザ、食中毒(O157、ノロウイルスなど)、HIV、また、食品関係では食品添加物、残留農薬、遺伝子組み換え、アレルゲン検査などを行っています。
特に、コロナ禍の当初、PCR検査が民間での検査体制が整のう前の段階では、日夜、忙殺されたとのこと。現在は、流行株などの遺伝子解析に力を入れているそうです。

また、環境科学課では、大気中の有害汚染物質やPM2.5などの監視、河川や地下水、ゴルフ場や工場からの排水の検査など、このように、日頃私たちが、新聞、テレビで見聞する言葉が、説明を受け、少しは理解できたように思われました。

 

以上いずれの施設も、その業務の重要性を幅広くアピールするためにも、施設見学を積極的に受入れるなど、環境保全のための啓蒙活動に意欲的に取組んでいる様子がうかがわれました。