北野中央自治会 避難所運営ゲームの講習会を開催

当自治会では、活動の柱を防災と福祉としています。
防災対策としては、平成21年に自主防災組織を設立し、防災訓練や簡易型災害図上訓練(DIG)、平成28年からは災害時の避難所運営ゲーム(HUG)の講習会を行ってきており、これらの取り組みは、北野地区において最も先駆的な活動となっています。

10月29日(日)コロナ禍を挟んで4年ぶりに第4回目の標記講習会が、北野連合会館にて32名が参加して開催されました。
講師は、防災士の時本栄二氏、また、清田区市民部総務企画課 地域安全担当係長以下2名が講習会の準備を行ってくれました。

岡本会長挨拶
北海道版HUG(避難所運営ゲーム)の説明

岡本会長、地域安全担当係長の挨拶の後、講習会は、太田満防災部長の司会進行で、以下のとおり行われました。

1.避難所運営ゲーム講習

1)5つのテーブルに分かれ、それぞれリーダーと記録係各1名を選出。

2)災害発生時期は寒冷期(1月)を想定。

3)当自治会の避難場所は北野平小学校であるが、ここを4地域の住民が利用すると

の想定で、様々な事情を抱えた人々をどのように収容するかを、体育館などの平面図上で行いました。

4)特に、各グループで判断に苦慮した案件として、「喫煙者への対応、大型犬の取り扱い」などがあげられ、各グループの意見も多様であったが、講師から札幌市のマニュアルの紹介と納得のアドバイスがありました。

2.講師から以下「今からやろう4つの備え」についての助言がありました。

1) ものの備え

    • 三大グッツ

携帯電話ホイッスル(居場所を知らせる)・ビニール袋(雨、寒さ対策)

  • 冷蔵庫のストックを3日分 災害は3日が勝負
  • トイレ対策 トイレ袋の用意 1人1日10個相当

2)室内の備え

箪笥、本棚などの固定

3)室外の備え

ハザードマップなどにより、住居周辺の状況の把握

4)共助の備え

消防署は人員、機材の制約から全てに対応できるわけではない。地域での共助が大切である。

災害への備えには、いざという時にも冷静に行動することが出来るよう、日頃から様々な備えをしておくことが大切であることを学んだ講習会でした。

ゲーム講習実施状況

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